先程皆様の考察をざっと一通り拝見いたしました。すごい勢いで投稿されているので少し面食らっています。ついていけるかしらん…

実は私も指輪物語原作を読んで、トム・ボンバディルの話がとってつけられたような感じを受けました。いまだに読んでいる途中なので原作の全体観が分かっているわけでもないのですが。指輪物語に出てくる人物は、皆それぞれ役割がはっきりしていますよね？　でも、トムの役割が何なのか把握できていませんでした。トールキン自身が「はじき出された要素」として登場させた旨が、この書簡集には書いてあったんですね。なんだか未知の世界を覗くみたいでワクワクしてきます。

「指輪物語事典」には、トムは「彼は星の光の時代に中つ国にやってきたマイアの精霊であったと思われる」とありました。指輪の影響を受けない彼は「科学的探求心の象徴としての動物学・植物学＝自然界の目に見えない力や法則」そのもの、言い換えれば限りなく「神」に近い存在なのでは？　今の時点では、角笛めはそう思っています。

この「共訳」が終わる頃にはこれがどう覆されるか、今から楽しみです。