皆さまの訳を読ませて頂いて、私もようやくP1全体の意味が分かりましたので、私にとってのP1最終案として提示致します。
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トムは、風変わりな主人なのです。主人なので恐れはありません。しかしながら、占有や支配への欲求も全くないのです。トムが知り、理解するのは、彼を取り巻く自然の小さな領域の中で、関心のあることについてのみです。その上、彼はそれらを裁くこともなく、私の知る限りでは、あの“柳じじい”についてさえ、改心させようとも追放させようともしないのです。
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ここまで来ても悩むのは、『占有』と『所有』の意味をどう捉えるかという点です。トムにも所有物がある上、ゴールドベリのために白い水蓮の花を摘んだりしているので、何かを自分の元に置いておきたいという気持ちはあるのかもしれません。ただ、それは独り占めしたいという気持ちではないので、「自己のためにする意思をもって物を所持する」という意味合いを匂わす『占有』の方が適切かもしれないと思いました。